観光スポットの魅力を紹介
下呂とは温泉で有名な観光スポットであるが、このパンフレットでは下呂全体の「入るだけの温泉」ではない観光スポットの魅力を紹介している。
各地の足湯をはじめとして、禅昌寺・下呂発 温泉博物館・温泉寺・湯のまち 雨情公園・下呂温泉合掌村・縄文公園などを紹介している。
まず、下呂観光のターゲットはお年寄りといえる。
最近では若い世代の客層が増えてきたとはいうものの、依然として高年齢層の夫婦や女性グループにターゲットを当てているといえる。
なぜなら下呂の観光資源である温泉のアピールは「効能はリウマチ性疾患、運動機能障害、神経症、神経麻痺、病後回復、疲労回復などで、美容や健康づくりにも優れた効果」としている。
よって、パンフレットの内容は「癒し」「疲労回復」「グルメ」といったゆったりと旅を楽しむ高齢者向けものとなっている。
また、このパンフレットには旅館から目的地までの徒歩・車で回る際にかかる時間も明記されている。
このパンフレットには掲載されていないが、湯快リゾートにあったクリアファイルには観光地をタクシーで巡るツアー紹介があった。
下呂に来る方法としては車・鉄道・バスがあるが主に利用されているのがバスで、その次に電車利用が多かった。
実際に私は車で行ってきたのだが、滋賀の米原ICから下呂まではおよそ140キロの道のりである。
高速を走る距離は70キロくらいで1時間くらい掛かり、それからは下道でまた70キロおよそ2時間半掛かる。
車で来ている観光客もいたものの、これはわずかな若者世代か高齢夫婦とその子ども夫婦で来たものと思われる。
温泉が観光資源である下呂のシーズンはやはり冬である。
湯快リゾートでは年末から年始にかけて割引を行っていることからもわかる。
下呂の1月では道のところどころに雪が凍っており、このパンフレットには徒歩の所要時間も書いてあるが実際には歩き回るには難しい。
よって人々はタクシーでJR下呂駅や湯のまちギャラリーさんぽ湯まで行って足湯を楽しんでいる人も多い。
湯のまちギャラリーさんぽ湯にはお土産をはじめ、酒造や温泉博物館が軒並みに並んでおり、観光案内所がたくさんあった。
そしてそのどこにもタクシーの宣伝がされていた。
下呂は周りが山々に囲まれており、旅館から出るにも急な坂を下らなければならない。
そのためには、車のあしがない人々にとってタクシーは不可欠である。
温泉以外何もないように見える下呂である。
しかし下呂全体の観光スポットを観光客にもれなく見てもらえるように、観光に来る客層を考慮した上で地形や風土に合わせて交通の便やツアー内容、料金を紹介していることをこのパンフレットから読み取った。